近年、SNSやアイコン画像でよく見かける「ピクセル風」「ドット絵風」のイラスト。
まるでレトロゲームの世界から飛び出してきたような可愛らしいキャラクターは、海外を中心にブームになっており、日本でもじわじわと人気が広がっています。
こうした画像を作るには、これまではPhotoshopやAsepriteといった専門ツールが必要でしたが、実は今――ChatGPTだけで、誰でもドット絵風の画像が簡単に作れるのをご存知でしょうか?
しかも、英語が苦手でもOK。写真やイメージを用意して、あとはChatGPTに「指示するだけ」で、ピクセルアート風の自画像やキャラ絵が完成します。
この記事では、初心者でも迷わずできる手順と、話題のプロンプト例・活用法まで詳しく紹介します。
流行の“ドット絵アート”をあなたも試してみませんか?
なぜ今、ピクセル風画像が話題なのか?
近年、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを中心に、「ピクセル風アート」や「ドット絵アバター」が急速に人気を集めています。
その火付け役となったのが、海外の若者を中心に流行した「Everskies(エバースカイズ)風アバター」。
これは、16bitゲームを思わせるレトロで可愛らしい見た目が特徴で、韓国・東南アジア圏で特にバズり、日本のZ世代の間でも注目されはじめています。
また、AI技術の進化により、こうした画像が誰でも簡単に作れるようになったこともブームの背景にあります。
従来は専用ソフトやドット絵の技術が必要だった作業が、今ではChatGPTに写真を渡して「ドット絵風にして」と頼むだけで完了する時代に突入しています。
さらに、生成したピクセル画像は以下のようなシーンで幅広く活用されています:
- SNSプロフィールアイコン
- LINEスタンプやトーク画面の素材
- Vtuberのキャラデザイン案
- NFTやオリジナルグッズ制作 など
「かわいい × レトロ × AI」という要素が掛け合わさったことで、今やピクセル風画像は新しい自己表現の手段として注目されています。
ChatGPTで画像生成ができるって本当?
「ChatGPTって文章を作るだけじゃないの?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は今、ChatGPTは画像の生成もできるAIとして進化しています。
特に、2024年後半〜2025年にかけて登場したGPT-4o(オムニ)という新モデルでは、画像の生成だけでなく、「写真の解析」や「画像編集の指示」までこなせるようになりました。
たとえば、ChatGPTに人物写真をアップロードして、
「この画像をピクセルアート風にしてください」
と伝えるだけで、自動的にドット絵風の画像を生成してくれるのです。
しかも驚くべきことに、ChatGPTは「構図」「髪型」「表情」「服装」などのディテールをしっかりと読み取り、それを元にしたピクセルスタイルのイラストを出力します。
現在のChatGPTは以下のような画像生成機能を持っています:
- ✅ 人物画像をドット絵風に変換(スタイル変換)
- ✅ 画像をもとにプロンプトを理解し、指示に沿った出力が可能
- ✅ 日本語での指示にも対応(英語不要)
つまり、画像編集スキルが一切なくても、ChatGPTと会話するだけでピクセルアートが作れるというわけです。
無料プランでは画像生成は使えませんが、ChatGPT Plus(月額20ドル)に加入すれば、誰でもこの機能を利用可能です。
「AIに絵を描かせてみたい」と思った瞬間が、はじめどきです。
【完全保存版】ChatGPTでピクセル風画像を作る5ステップ
ここからは、実際にChatGPTを使ってピクセル風・ドット絵風の画像を作る手順を、わかりやすく5ステップで解説します。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、写真をアップロードして指示するだけなので、画像編集の知識は一切不要です!
ステップ①:ChatGPTを開く(無料でもOK)
まずは、ChatGPT(https://chat.openai.com/)にアクセスしてアカウントにログインします。
画像生成機能を使いたい場合は「GPT-4」または「GPT-4o」を選択する必要がありますが、プロンプト(指示文)の作成だけなら無料プラン(GPT-3.5)でも可能です。
✅ 無料ユーザーの使い方
- ChatGPT無料プラン(GPT-3.5)でプロンプトを作成
- 作成したプロンプトを Bing Image Creator や Leonardo.Ai などの無料画像生成ツールにコピー&ペースト
- 画像を生成して完成!
✅ Plusプランを使うと…
ChatGPT Plus(GPT-4)に加入していれば、画像をアップロードして「ドット絵風にして」と頼むだけでOK。
画像生成と会話がすべて1つのツール内で完結するので、さらに手軽です。
▶ ChatGPTの使い方・登録方法がわからない方は、以下の初心者向けガイドもおすすめです:
【初心者向け】ChatGPTの始め方・登録方法を完全ガイド
ステップ②:自撮り or 人物写真をアップロードする
ピクセルアートにしたい画像をアップロードします。
顔だけでもOKですが、全身が写っていると完成度が高くなります。
なるべく背景がシンプルで、明るくハッキリした画像がおすすめです。
ステップ③:プロンプト(指示文)を入力する
ChatGPTに以下のように日本語で伝えます:
この画像をEverskiesのピクセルアート風に変換してください。
条件:全身表示/背景透過/髪型・服装・表情をできるだけ忠実に再現/PNG形式でお願いします。
英語が苦手でも大丈夫。ChatGPTは日本語プロンプトにも対応しています。
ステップ④:生成された画像を保存する
数十秒ほどで、ドット絵風のイラストが表示されます。
画像を長押し(または右クリック)して保存しましょう。
※スマホでもPCでも操作OKです。
ステップ⑤:SNS投稿・編集アプリで活用!
生成した画像はそのまま使ってもOKですが、CanvaやPhotopeaなどの無料画像編集アプリで加工すると、よりオシャレに仕上がります。
- SNSプロフィールアイコンに使う
- LINEスタンプやデジタルグッズに展開
- キャラクターのアバター化 など
活用方法はあなた次第です!
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